レモンの木、植えたはいいものの、実がつくようになるまで10年かかったという、、、。


桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年。我が家のレモンは11年!

横須賀の海が見渡せる高台に家を建てたのは11年前。
料理に使えるハーブなどの植物、植栽を色々近所の園芸店で買ってきては植えました。
一応、植える場所、花が咲く季節、高木と低木、潮に強い、風に強い、手入が楽、つる性のものなどなど自分なりに調べて計画をしたつもりでした。

数年すると、面倒くさがりの私は雑草とり、肥料、枝の選定に手間をかけず、植えっぱなしでもたくましく生き残ってくれている植栽だけが残るようになりました。

花が楽しめるカシワバアジサイ、オオデマリ、ウツギ、ジューンベリーなどは何もしなくても毎年きれいにたくさん咲いて楽しめます。ジューンベリーは特に花もきれいで、そのあとにつく実をジャムにしたりと二度美味しい。

気候が一年中温暖で日もよくあたるので、イタリアの海沿いにある植栽を参考に、オリーブ、月桂樹、レモンの木も小さな苗を買ってきて植えました。
オリーブは、2〜3年して段々枯れてきてしまいました。月桂樹はどんどん大きくなり、今では一番背の高い木に。月桂樹の枝を剪定しつつ、葉は乾燥させてお料理に使っています。

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そして問題のレモンの木!

実が2つほどなっている苗木を買ってきて庭に地植え。
2年ほどたち、花がいっこうに咲かないので、日当たりが十分でないのかと思い、レモンの木だけ日当たりがベストで周りに木を植えていないところに移植。
でも花は咲きません。葉は元気に新しい葉が出ます。

お隣の畑のレモンの木は毎年たわわに実をつけます。お隣の畑をやっているおばあちゃんに聞くと「桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年って言いますからねえ」。まあ気長に待てということなのでしょう。
庭の手入れに入ってもらう園芸屋さんも「お礼肥は?」(「お礼肥(おれいごえ)」とは実がついたあとに木に感謝して肥料をあげるというもの)はい、お礼肥えもしてみました。まだ実もついていないのに、お礼とは、、と思いながらも。

毎年のように手入に入ってくれる園芸屋さんも「どうしてでしょうねえ、葉は元気だからそちらに栄養が取られてしまうのかなあ」と枝を摘んでみたり。

それでも花が咲かないまま年月が経ち。ご近所さんで早春にレモンの木にたわわにレモンがなっていると聞いてみたり。「たくさんなりすぎちゃったから」と大量にレモンのおすそ分けをいただくことも。大量に頂いたレモンを使って、レモンチェッロ(レモンのリキュール)、レモンカード、レモンのパスタなどなど作るにも「ああ、あの木が実をつけてくれたらなあ」と思っていました。

もうほったらかしで諦めていた9年目。仕事で千葉に引っ越すことになり、ガレージセールをした際、ご近所で有機農業をしている若いご夫婦が庭のレモンの木を見て、「これうちで育ててもいいですか?」と聞かれました。実がいっこうにつかないレモンだけど、もしかしたら有機畑のいい土に植えたら実をつけてくれるかも、と快諾。その場でスコップと値切り用のスコップとで専門家でもある有機農業家のYさんが掘り始めました。1時間近く格闘したのち、「あきらめました。根が思ったより広く張っているのでちょっと無理ですね」と。そうかそうか、レモンの木ちゃん、ここがいいのね。とまた土を戻してあげて、家は人に貸して、私たちは引っ越したのが今から2年前。

一昨日、超大型台風が来ました。千葉の家でも夜中風の音が怖くて眠れなかったほど。
翌朝、横須賀の家が心配になり、見にいくことに。

庭に廻って、幸いにも建物にも庭の植栽にも被害がなかったことを確かめて、ふと見ると、レモンの木に緑色の実がついているではありませんか!
レモンの赤ちゃんとか見たことがなかったので、緑色のみかんのような球状の実を見て、「借りてくれている人がみかんの木を植えたのかしら」と信じられませんでした。よくよく見ると何個も実がなっている!!目を疑いました。これは私が植えたレモンの木ではないのではと、葉を見ると先のシュッとしたあのレモンの葉です。

もう涙が出そうになりました。何をやっても実をつけてくれなかったレモンの木、植えてから11年目でようやく実をつけてくれたのです。
家を貸しているので、花が咲いたこともしりませんでした。レモンの花、白くてよい香りがしてとても可愛いのですよね。「ああっ、ちゃあんと育ってくれていたんだ」。

隣のおばあちゃんの話を思い出しました。

「桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿18年」をね。

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