自然酒を作り続ける【寺田本家】の生きている酒粕で粕漬け


【寺田本家】の酒粕を使って粕床を作りました

千葉県は成田の近くの小さな町に古くからある【寺田本家】。無農薬の米作りから始まり、麹、酒に至るまで一貫して酒造りの昔の伝統を守り続ける蔵元です。

寺田本家の酒粕は、表記に「甘酒には向いていません」とあります。今回は粕床を作ることにしました。

材料:

寺田本家の酒粕「醍醐のしずく」500g

砂糖 50g

日本酒もしくは味醂少々(酒粕を浸すのに使います)

作り方:

1.酒粕を予め柔らかくします。酒粕がひたひたになるぐらいの日本酒、もしくは味醂を入れ、15分ほど置いた後、酒粕は泡立て器などで、クリーム状になるまでよく溶いておきます。

2.砂糖を加え、よく混ぜます。

3.容器に移し、常温で発酵させます。(発酵が進むと蓋がパンパンになってきますので、その場合は蓋を少し開けてください)

夏場は冷蔵庫で保管してください。

漬けていくうちに粕床がゆるくなってきますので、粕を足してください。

数週間常温に置いて野菜を漬けている粕床です。いつもプチプチと音を立てています。寺田本家の粕床は生きていると思い知らされる瞬間です。

すごいですね。他の酒粕ではこんな状態になることはありませんでした。酵母が生きている証拠ですね。力強さを感じます。この生きた酵母が腸まで届くことは言わずもがなですね。

今の時期、漬けた野菜でお気に入りは「ハヤトウリ」。ハヤトウリを縦に4つに切り、塩をよくすり込み、数分置いた後、粕床に漬けます。

1週間位たったハヤトウリの粕漬けが美味しいこと!奈良漬に勝る漬物が出来上がり、大喜びです。

発酵食、毎日美味しく食べて健康に。

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