インドの友人にタマリンドをもらいました。初めて使うタマリンド調べてみました。
【タマリンドとは?】
ワタクシ、恥ずかしながらタマリンドって柑橘系の果実だとばかり思っていました。
マメ科だったのですね。そら豆のような大きなサヤに入った種子とサヤの部分の間にある、柔らかな果肉を使うそうです。そら豆で言ったら、ワタの部分でしょうか。
ビタミン、ミネラルが豊富で抗酸化作用があり、免疫力アップ、アンチエイジングに効く食材です。
熟した黒褐色の食用部分はねっとりとしていて増粘剤として食品添加物としても使われるそうです。自然食品の添加物はいいですねえ。
頂いた形状はこんなです。乾燥させたものをブロック状に固めてあります。
初めて見たときは「何じゃこれ!?」って感じで、実はしばらく放置してありました。
食べてみるとほのかな酸味と強い甘みがあります。酸っぱくない干し柿のような味と食感です。
いろいろな使いみちがあるようで、まずは料理に使ってみることにしました。
【スパイスカレーに】
スパイスを使ったインドカレーの作り方をYou Tubeで見ていると、インドのお母さんがタマリンドを水に浸して、そのジュースをカレーに入れてる映像が。
インド料理レストランに行くと、チャツネがついてくる店もありますね。茶色いジャムのようなチャツネ、あれがタマリンドだそうです。
インドではお料理に合わせる調味料として欠かせないもののようです。日本の醤油みたいなものでしょうか。
乾燥タマリンドを水に浸した液は酸味があります。カレーに酸味を少し加えるのに使われます。確かに南インドの料理「サンバル」は酸っぱいスープでした。あの酸味がタマリンドだったのです。くれぐれも入れ過ぎにはご注意。苦くなってしまいます。
スパイスカレーの隠し味として、味がしまりました。日本でもきんぴら、卯の花(おから煮)など最後にお酢を少し入れると味がしまります。なるほど、、、。
【タマリンドの寒天ゼリー】
水に浸したジュースと果肉が余ったので、寒天で寄せてゼリーを作ってみました。
果肉を刻んで、ジュースと一緒に鍋に入れ、水分が少なければ水を足して、寒天を入れて煮溶かしたら出来上がりです。寒天は常温でも固まります。
ゼリーに入れる砂糖ですが、これまた珍しい、やはり友人から頂いた「ジャガリー」を使いました。
これまたすごいルックス!
ジャガリーは、サトウキビの抽出液と椰子の樹液を煮詰めて固めた甘味料。このようなおまんじゅうのような形に固めて売っているそうです。料理よりはお菓子に使われることが多いそう。これも天然の甘味料なので黒糖と同じくミネラルが多い甘味料です。甘さは黒糖よりもさっぱりした甘さです。これも研究のしがいがある食材ですね。
寒天は常温で固まるし、食物繊維が豊富なので私はゼラチンよりも寒天を多用しています。
完成がこちら。
刻んだタマリンドの果肉が干し柿のようで、酸味はなく、美味しいおやつになりました。
タマリンド、インドカレーにつくジャムのような「チャツネ」にしたり、もちろんジャムにしたり、ゆず茶のようにお湯で溶いてお茶として飲んだり、クッキーやケーキにいれるのもいいかもしれませんね。ドライフルーツの感覚でもいろいろ使えそうです。
美味しく食べてアンチエイジング!またすてきな食材に出逢えました。