完全栄養食品キヌアについて
南米ボリビアやペルーで古代から栽培される植物です。
栄養価が高く、NASAが宇宙食として使用しているそう。
アメリカのセレブの間でブレイクして、注目されているスーパーフードです。
キヌアは穀物ではありませんが、主食代わりに食べれば満足感も得られてダイエットにも効果的です。
キヌアの調理のコツ
キヌアは、調理する前に必ず洗ってサポニン成分を除去しましょう。
サポニン(天然の界面活性剤)を多く含むので、そのまま使ったり、また多食すると消化不良になります。
水と混ぜて撹拌すると石鹸のように泡が立ちます。サポニンの成分は細胞膜を破壊するので、人によってはキヌアを食べたら下痢をしたというのは、このサポニンの成分が作用したということです。
サポニンは水でゆすぐことで除去できます。
ちなみに大豆やあずきにもサポニンが含まれます。あずきを茹でた時に泡がブクブク立つ、あれがサポニンです。
洗い方は、乾燥したキヌアを目の細かいザルで3〜4回ほど、泡が出なくなるまで、ゆすぎましょう。
泡がなくなるまでゆすいだ後、浸水をする必要はなく、すぐに調理できます。
ひたひたの水を注ぎ、茹でます。蓋をして水がなくなるまで15分程度茹でます。
キヌアが茹で上がったら、いろいろなお料理に使ってみましょう。
キヌアを使った料理
キヌアのサラダ
茹で上がったキヌアを冷ましたのち、きゅうり、玉ねぎ、トマト、ピーマン、豆、ハム、ツナなどお好みの具を加え、レモン汁、塩、胡椒、オリーブオイルで和えます。冷蔵庫で冷やすとキヌアに味が染みて、美味しいです。
キヌアのミネストローネ
南米での食べ方はスープに入れるそう。玉ねぎ、人参、ジャガイモ、ベーコンのみじん切りをオリーブオイルで炒めて、トマトジュースを加え、茹でたキヌアと水を足して煮込みます。
キヌアのパエリャ
玉ねぎのみじん切り、鶏肉、ホタテ、あさりなどの魚介類をオリーブオイルで炒めて茹でていないキヌアを入れ、スープで煮込みます。蓋、またはアルミホイルで蓋をして蒸し焼きにします。水分がなくなり、具に火が通ったら出来上がり。
キヌアは、時間が経ってもふやけることがありません。なので、作り置きしておくことができます。
主食の代わりに、米やパスタや豆の代わりに、栄養価の高いキヌアを是非日常の食事に取り入れてはいかがでしょうか。