理想のキッチン シンプルで使いやすいキッチン


Tia Chicaにとってのキッチン感

理想のキッチンといってもなかなか現実は難しい。お金もかかるしね。

私にとってキッチンは生活空間で重要な空間です。料理は好きだし、仕事にもしているので必然的にキッチンにいる時間が長いから。あっ、寝室も好き!ベストなのは使いやすいキッチンのそばに寝室があるということか、、、(笑。

まあ寝室については別に述べるとして、今回はキッチン!私にとって使いやすいキッチンとはについて書きます。

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キッチンはコミュニケーションの場である

まず、キッチンという空間は生活の中でどのように使うでしょうか。

これは家族の構成によっても違うと思うのですが、我が家の場合、主人と二人暮らし+犬1匹です。

キッチンで時間を過ごすことの多い私はキッチンと食事をとるスペースが近いということは必須です。作ったものをすぐ食べる、食べてもらいたいからです。昔の日本家屋は釜がある水場(台所)が土間にあって、土間からあがった畳の上に食卓をおいて家族がそろって食事をしました。

もっと古くは写真のように囲炉裏を囲んで調理をしたものを車座で囲んで食事をしました。

人と食事をするというコミュニケーションの場でもあります。

私達も食事とコミュニケーションは大事にするのでキッチンのそばに食卓を置くという配置が望ましいのです。

LDKはワンルームで

ちなみに私達夫婦は10年ほど前に湘南の室内から海を一望できる家を自分の設計で建てました。(上の写真はイメージです)

設計にあたってまず考えたのが、プライベートスペースとパブリックスペースに分けること。というのも料理教室をしたり、友人が訪れることも多いために、私的空間(寝室、風呂)と共有空間(LDK)を分けたのです。

パブリックスペース(共有空間)であるLDKは分けずにワンルームに。

日本のちょっと前の家の間取りはキッチン、ダイニング、リビングが別れているものが多かったですね。私も結婚した当初は主人の実家である古い間取りの家に住んでいたので、狭い独立型キッチンで一人壁に向かって寂しく料理をし、料理が出来たら隣のダイニングに運び、そこで食べる。お客さんが来れば、ダイニングに続きの間である畳の部屋にテーブルを置き、そこで食事をする、という生活様式でした。

「広いキッチン、ダイニング、リビングを持つことは不可能でもワンルームにしてしまえば空間は広がり、気分はいいし、掃除も楽、家族とのコミュニケーションもとりやすくなる。家を建てることがあったら絶対パブリックスペースはワンルームがいい」とその時から思っていたのです。

キッチンはできるだけシンプルに

さていよいよ家を建てることになり、キッチンの設計です。

LDKはワンルームにすることは決まりました。LDKをワンルームにすることで困ること。それはキッチンをオープンにDKとつなげることで、キッチンが丸見えになってしまうという問題です。

まずキッチンの配置。

アイランド型やカウンター型など家族と食事をしながら向き合えるものもありますね。アイランド型やカウンター型も検討しましたが、どうもキッチンと同じ素材で出来ているカウンターやアイランドが味気ない。しかもシステムキッチンだとアイランド型やカウンター型にすると高額です。

そこで考えたのは、アイランド型でアイランドをダイニングテーブルとして使おうというものです。海外のTVや映画を見ていると、たいがいキッチンのアイランドにスツールを置いて子供たちがそこで親と会話しながら学校に行く前の朝食をとるといった場面をみなさんも見たことがあると思います。あれです。

我が家は子供はいないので二人なので朝食や昼食は簡単にささっとすませたい。作ったものを後ろのテーブルに出してはい、食べましょうという。

で、このアイランドテーブルがダイニングテーブルを兼ねるともっと一挙両得!お客さんが来たときでも軽い食事なら、また親しい間柄ならそのダイニングテーブルで食事できるように、テーブルの素材にこだわりました。

無垢の木で設計をしたオリジナルのテーブルを置いたのです。システムキッチンよりも高級感があり、キッチンというスペースがよりリビングに近くなるという感覚です。

そしてキッチン自体は極めてシンプルで一番お安いものにしたのです。

見せることのできる片付いたキッチンの横にはパントリーが大活躍

キッチンの周りをきれいにしておく、ものを置かないというのは至難の技です。

そのために有効なのがまず、パントリー。パントリーとは直訳すると食料庫です。キッチンの脇にある扉で仕切られた納戸のようなものです。パントリーの中は棚を設置して乾物、カップラーメン、オイル、保存食、缶詰、ペットフードなどのかさばる、冷蔵庫に入れる必要のないストックの食料品からトイレットペーパーやティッシュ、洗剤といった消耗品、普段は使わない食器、使用頻度の少ない電化製品(例えばフードプロセッサーやミキサー)などぜーんぶパントリーに入れて扉を閉めてしまえば、キッチンすっきり〜になるのです。

 

残念ながらこのパントリーは今の家の設計には入れなかったもの、、、(悲)

次回家を建てるときには是非設計しようと、、、。そう、家は3度たてないと理想の家は作れないっていいますからね(笑)

がんばってお仕事しますです、、、。

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料理研究家(オーガニックを主体とした野菜料理を中心にナチュラルなライフスタイルを提案) 2005年に海と里山がある秋谷に移住。地物の新鮮な季節の野菜が手に入る場所で野菜の料理に目覚める。【Eat locally.Think globally】をモットーにに国産野菜の恵みを最大限に味わえる料理を探求。ケータリングを経て、オーガニック惣菜・弁当の店、「ピクニック・デリ」を葉山に2013年にオープン。「あなたが食べたもので身体は作られる」食の大切さを感じ、音楽プロデューサー小林武史氏が手がける千葉の有機農場で食のプロデュースを行う。 心身の健康と食の関わりについてイベント、料理教室などを開催。 千葉県君津市在住。

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