ボヘミアンである事は自由なことだと友達が教えてくれた


モノを持たない、固執しないということは自由である、と友達は教えてくれた


 

スポンサーリンク

幼い頃からの友人R。女性、50代、バツ2、子供一人。バイセクシュアル。おばあさんがイギリス人のクォーター。

とここまで彼女のプロフィールを書いただけで、みんなと違う感ありありだと思う。

そのRが数年ぶりに日本に帰ってきた。(時々行方不明になる)今はSNSという便利なものがあるので、Rがどこにいてもつながっている。そして今回は突然ビジネスウーマンとして帰国した。

Rは、その日本人離れした容姿で、今でこそハーフ大流行りだが、石油会社のCMモデルに抜擢されたり、雑誌モデルにと、10代後半はもてはやされる時代だったらしい。

しかし、なんとなく日本の習慣が合わず、20代前半でアメリカ人と結婚。息子が生まれたのち、アメリカ人のご主人とアメリカ西海岸に移住。そして間も無く離婚。

ここ数年、マッサージセラピストを生業としているという。専門の学校に行ったのかと聞けば、「ううん、エクスチェンジ!プロの人からタダで教えてもらうの。そして私が持っている技術を教えて、技術の交換だね」という答えが返ってきた。

そうやって色々な人との出会いで身につけた技術を自分で独自にアレンジしている。

そんな彼女がここ数年始めているのは、バリのろうけつ染め、バティック。これもふらっと数ヶ月バリに住んで友人の染師から教えてもらったらしい。

そして面白いのが対価。もちろん、マッサージでもバティックの作品でも、お金を取ることが多いのだが、中には対価もエクスチェンジする人がいるらしい。

某航空会社のパイロット。マッサージセラピストの長年の顧客。「お金と航空券とどっちがいい?」と聞かれ、彼女は迷わず航空券を選んだそう。だからいつでも無料の航空券が手に入る、とか。「家の鍵も3つ持ってるよ。」使ってない家があるからいつでも泊まっていいよ、ということらしい。

「私はね、家もないし、貯金もないの、でもどこにだって飛行機に乗って行けるし、泊まるところも困らない。行くところ、行くところで新しい出会いがある。」

究極の自由だと思った。モノに固執しないということは、縛られないということなのだ。たくましい彼女は何があっても人に頼らない、いろいろなことを知っていて、何でも一人で作り出せるクリエイティブで独立した彼女に惹かれて、人が集まってくる。

不思議なオーラを出しているのかもしれない。それは古代の人間が誰しも持っていた5感なのかも。

また次はどこで何をしているかもわからないRちゃんだけど、いつでも応援してます。

スポンサーリンク


The following two tabs change content below.
料理研究家(オーガニックを主体とした野菜料理を中心にナチュラルなライフスタイルを提案) 2005年に海と里山がある秋谷に移住。地物の新鮮な季節の野菜が手に入る場所で野菜の料理に目覚める。【Eat locally.Think globally】をモットーにに国産野菜の恵みを最大限に味わえる料理を探求。ケータリングを経て、オーガニック惣菜・弁当の店、「ピクニック・デリ」を葉山に2013年にオープン。「あなたが食べたもので身体は作られる」食の大切さを感じ、音楽プロデューサー小林武史氏が手がける千葉の有機農場で食のプロデュースを行う。 心身の健康と食の関わりについてイベント、料理教室などを開催。 千葉県君津市在住。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください