房総の里山の中を走る単線、小湊鉄道。
君津から市原、大多喜に向かうと里山の田園風景の中を走る小湊鉄道線に出逢うことがあります。といっても一時間に1本あるかないかの本数。出逢えるのはラッキーかも。
その小湊鉄道のことを絵本「だるまちゃん」シリーズで有名な絵本作家かこさとしさん(友人のお父さん)が出版されたと知り、養老渓谷駅まで行ってきました。
古い小さな小さな木造の養老渓谷駅。テレビで見たような田舎の無人駅です。(無人ではありませんが)
駅舎に入ると右手に小さな窓が。電車が到着するちょっと前に窓が開けられ、切符が買えるようです。
時刻表を見ると、電車は1時間に1本あるかないか。おばちゃんが一人で掃除をしていました。(後日わかったのですが、おばちゃんは駅員さんでした〜)
駅には若い女性が二人と中高年の男性一人。鉄子、鉄男さんですかね。
週末は1日数本トロッコ列車が走ります。機関車の形の先頭車両が連結されるようです。
待っていてもずうっと電車は来ないようなので、お昼を駅から近くにある「手打ちそば ゆい」で頂きました。週末は並ぶ人気店です。古民家を改装した店内は趣があるインテリア。静かな店内にジャズが流れます。大人の隠れ家蕎麦屋ですね。
美味しい十割そばと季節の野菜天ぷらを注文。食事が運ばれるまで少し店内を見回します。
かこさとしさんが小湊鉄道を描いた絵本もありました!小湊鉄道とその周りの田園風景や名所の様子や季節の花木、野菜などの絵と説明もあり、ちょっとしたガイドブックにもなっています。
「ゆい」はご夫婦で経営しているらしく、料理を運んできてくれた素敵な奥様としばしおしゃべり。平日でお客さんも多くなく、静かでゆっくり食事ができました。
さあ、時計を見るとそろそろ1時間に一本の電車が来る時間。駅に戻って見るのではなく、来る途中に通った田園の中にある小さな踏切まで一駅戻って電車を待つことに。
踏切の周りには民家も少なく、田畑が中に線路があります。側道に車を停めて待つ事15分。
キタ〜!!のどかな里山をちっちゃな電車が走ります。う〜ん、のどかな光景です。2両の電車はプオーンとクラクション(?)を鳴らしながら、あっという間に目の前を通り過ぎました。
別に鉄道オタクでも何でもないけれど、フォトジェニックな駅舎や電車に大満足。
観光温泉街の養老渓谷の楽しみの一つになりますね。
大多喜の過去記事はこちらも御覧ください。
道の駅
養老渓谷
月崎駅
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