自家栽培の米野菜で身体が喜ぶ酵素玄米ランチが食べられる【カフェ やさまる】(君津)


君津【カフェ やさまる】 

お子さんのアトピーが店を始めるきっかけ

オーナーの野口さんはお子さんのアトピーを治してあげたい一心から勉強をされて、無農薬野菜、無農薬無施肥の米の自家栽培を始められたそうです。

それまでおばあちゃんが畑をやられていたそうですが、野口さんご一家はご主人の転勤などで農作業まで手が回らず。地元に戻られたことを機会に耕作放棄地になっていたご実家の田畑で一から無農薬で米や野菜を作り始めました。

そしてご自分で作った安心、安全、美味しい季節の野菜をみんなに食べてもらいたいという思いで、君津のご自分の田畑に近いところにカフェやさまるをオープンされました。

【やさまる】という店名は「やさいをまるごと」という意味。店名の通り、無農薬で育てた野菜は皮もへたもまるごと食べられるのです。

酵素玄米のごはんと季節の野菜おかずのランチ

やさまるの人気メニューは「やさまるランチ」。

自家栽培の無農薬無施肥の酵素玄米と自家製味噌の味噌汁と季節の野菜を使ったお料理がたくさん並びます。塩や醤油などの調味料も無添加です。

いつもランチにつくお豆腐も自家栽培の大豆で作った手作り豆腐。そのまま食べても大豆の甘みが感じられるお豆腐です。

この日のランチの主役の野菜は「マコモ」。珍しいマコモという野菜を生でサラダに、素揚げに、きんぴらに、マコモチップスにと、食感や味のバリエーションがとても楽しく、美味しいマコモを堪能できるランチでした。

ランチには食後に手作りデザートとドリンクもつきます。

隣の若い女性は、やさまる特製カレーセットを注文していました。野菜だけで作ったというカレールー。トッピングにも野菜の素揚げがのっています。

こだわりの自家焙煎コーヒーも

店内にはドーンと大きなコーヒー豆の焙煎機が。コーヒーの自家焙煎はご主人の担当だそう。Jetroasterと言う焙煎の業務用機械で「荒川製作所」という機械メーカーが出している焙煎機だそう。コーヒーにはちょっと詳しい私も、並んでいるいろいろな焙煎豆のキャニスターの蓋を開けるととてもいい香りがしたので、これは美味しいに違いないと。自宅用にモカを買って帰りました。早速自宅で入れてみるととても香りがよく、雑味もなく、とても美味しいコーヒーが淹れられました。

毎日コーヒーを豆から手淹れする我が家にとって、こんなに近い場所に美味しいコーヒー豆を焙煎する店があったなんてうれしい!

無農薬無施肥のこしひかり新米

無農薬無施肥で丹精込めて作られたお米も売っています。2017年の新米です。野口さんがおっしゃるには、もみスリ機を新しく購入したので籾殻がきれいに処理されるようになったんですと。

お米って刈ったらもみスリ機にかけてゴミやもみなど不純物を取り除くのですが、機械が古くてもみが残ってしまっていたそう。農業機械って高価なんです。農協や他の農家さんで借りたりとかできないんですって。

どおりで以前、ある無農薬田んぼのプロジェクトに寄付をして出来たお米が送られてきたのですが(玄米)、食べるとモミや小石が混ざっていてジャリジャリして食べにくかったのです。

お米を作るというのは機械にも投資が必要だし、大変ですね。

やさまるさんのお米は1kg 600円。無農薬無施肥でこのお値段はとてもお安いです。連絡すると送ってくれるそうですよ。

身体が喜ぶやさまるのご飯です。

やさまるHPはこちらから。


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料理研究家(オーガニックを主体とした野菜料理を中心にナチュラルなライフスタイルを提案) 2005年に海と里山がある秋谷に移住。地物の新鮮な季節の野菜が手に入る場所で野菜の料理に目覚める。【Eat locally.Think globally】をモットーにに国産野菜の恵みを最大限に味わえる料理を探求。ケータリングを経て、オーガニック惣菜・弁当の店、「ピクニック・デリ」を葉山に2013年にオープン。「あなたが食べたもので身体は作られる」食の大切さを感じ、音楽プロデューサー小林武史氏が手がける千葉の有機農場で食のプロデュースを行う。 心身の健康と食の関わりについてイベント、料理教室などを開催。 千葉県君津市在住。

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