腸内フローラを整えるデットクス野菜【ヤーコン】の効能と食べ方


ヤーコンとは

さつまいもと似た野菜です。でもさつまいもとは調理法も違います。
まずヤーコンの栄養価について。

◆フラクトオリゴ糖は知られている野菜NO1

ヤーコンの断面

ヤーコンは“オリゴ糖の塊のようなお芋”と言われています。フラクトオリゴ糖は虫歯菌の栄養源にならないため、虫歯になりにくい性質があります。また、人間の消化酵素や消化器官では分解・吸収されにくい性質を持っているので低カロリーです。

一方で、大腸内のビフィズス菌など乳酸菌類の餌となり善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすなどの整腸作用があり、ダイエットに非常に高い効果がある事がわかっています。そのほかにも、血中総コレステロール・中性脂肪・血糖値・血圧を低下させる働きもあります

◆豊富なポリフェノール

ポリフェノールは酸化を防ぐ強力な抗酸化物質の成分でもあるので 、血液中の悪玉コレステロールの酸化を押さえ動脈硬化や血管の老化を防ぐ働きがあります。
また 一緒に含まれるクロロゲン酸やフラボン類と共に活性酸素の除去に効果があり、発がん予防や老化防止にも役立ちます。

◆ミネラル、 カリウム、 カルシウム、 マグネシウムなどのミネラルも豊富

これらのミネラルには体内のナトリウムを排出する働きやカルシウム吸収作用、腸の弛緩剤としての働きの他、高血圧の改善などにも効果があります。

旬の食材百科より引用

ヤーコンの食べ方

生でも食べられます。シャキシャキとして甘さがあります。梨のような食感と味です。

ヤーコンの皮は剥いて使います。アクが強いので使用する前に酢水にさらしましょう。

長時間加熱しても溶ける、崩れるということはありません。

ヤーコンの料理

・漬物

下処理は、ヤーコンの皮をむき、スライスしたものをヤーコンの量の6%の塩を、ヤーコンと同量の水で溶いた塩水に2〜3日漬けます。

漬けたものを、酒粕、味噌、塩麹などお好きな漬け床で漬けてください。

・サラダ

酢水にさらしたヤーコンを軽く水洗いし、お好きなドレッシングで和えてください。

写真はヨーグルトで和えたサラダです。スパイスカレーの付け合せにしました。

ヤーコンは腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖たっぷりの野菜ですので、見つけたら是非食べてみてくださいね。


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料理研究家(オーガニックを主体とした野菜料理を中心にナチュラルなライフスタイルを提案) 2005年に海と里山がある秋谷に移住。地物の新鮮な季節の野菜が手に入る場所で野菜の料理に目覚める。【Eat locally.Think globally】をモットーにに国産野菜の恵みを最大限に味わえる料理を探求。ケータリングを経て、オーガニック惣菜・弁当の店、「ピクニック・デリ」を葉山に2013年にオープン。「あなたが食べたもので身体は作られる」食の大切さを感じ、音楽プロデューサー小林武史氏が手がける千葉の有機農場で食のプロデュースを行う。 心身の健康と食の関わりについてイベント、料理教室などを開催。 千葉県君津市在住。

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